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スイスアルプス野外実習2026

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スイスアルプス野外実習2026

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執筆者:海老原 怜奈(総合研究大学院大学)


からにかけて、スイスアルプスで実施された野外実習に参加しました。北海道大学5名、オスロ大学2名、東北大学1名、そして私が所属する総合研究大学院大学3名の計11名の学生が参加しました。所属や研究分野の異なる学生同士で一緒に学ぶ良い機会となりました。

実習では、氷河上でのGPSを用いた観測に加え、河川の流量・流速、氷河湖の水位、気圧や降水量の測定、雪氷藻類の観察など、幅広い内容に取り組みました。実際に氷河やその周辺を歩きながら測定することで、講義や文献で得た知識を現場のスケール感と結び付けて理解することができました。また天候や地形など現場の状況を見ながら観測を進める必要があり、フィールドワークではその場で考え、対応することの重要性も実感しました。さらに、氷河の変化や融解水、気象条件、生物活動などが互いに関係していることを意識しながら実習に取り組めたことも大きな学びでした。(写真1、2)

今年はオスロ大学の学生が参加したため、観測方法の説明や成果発表の多くが英語で行われました。英語でのコミュニケーションに慣れている学生も多く、日々の活動や議論を通して、専門的な内容を英語で理解し、自分の考えを伝える機会が自然と増えました。初めは難しさを感じる場面もありましたが、実際に英語を使いながら学ぶことで、研究内容を英語で伝えるよい練習になりました。(写真3、4)

実習の中で特に印象に残っているのは、観測の合間に皆で昼食をとった時間です。雄大なスイスの山々や氷河を眺めながら、パンやチーズを囲んで過ごした時間はとても楽しく、その中で食べる食事のおいしさも忘れられません。約2週間の実習を通して、氷河観測の知識や技術だけでなく、異なる背景を持つ学生と協力しながら学ぶことの面白さを実感しました。今回得た経験を、今後の研究活動にも生かしていきたいと思います。(写真5)


投稿日:

執筆者:岡 有彌(総合研究大学院大学)


からにかけて、スイスアルプスで実施された野外実習に参加しました。今年は北海道大学、総合研究大学院大学、東北大学、オスロ大学から計11名の学生が参加し、約2週間にわたって氷河やその周辺環境について学びました。実習の前半には、スイス連邦工科大学(ETH Zurich)で氷河や気候変動に関する講義を受けたほか、Jungfraujoch高地観測所を訪問し、高標高地域で行われている大気・雪氷観測について学びました。実際の観測施設を見学することで、普段論文や講義で目にしている観測が、どのような環境で行われているのかを実感することができました。

その後の野外実習では、ローヌ氷河とその周辺を中心に、氷河上でのGPS観測、河川の流量・流速測定、氷河湖の水位観測、気象観測などを行いました。また、氷河表面の雪氷藻類や微生物や鉱物でできた「クリオコナイト」の観察・採取も行い、採取した試料を顕微鏡で観察しました。氷河そのものだけでなく、融解水、気象、生物などを異なる方法で観測することで、氷河環境を多面的に捉えることができました。

特に印象に残ったのは、実際に氷河の上を歩いて観測を行ったことです。ローヌ氷河では多くのクレバスや、クリオコナイトによって黒くなった氷河表面を間近で見ることができました。また、クレバスへの落下を想定した安全訓練も行い、氷河上で観測する際には、測定技術だけでなく安全管理も重要であることを学びました。

約2週間の実習を通して、講義、野外観測、試料観察、データ解析や発表までを一連の流れとして経験することができました。異なる専門分野を持つ学生や研究者と一緒に活動したことで、氷河の流動や融解水、気象など、広い視点から雪氷環境を考える機会になりました。今回得た経験を、今後の研究に生かしていきたいと思います。


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