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CTD観測を支えるオペレーターの仕事
執筆者:鎌田 菜月(北海道大学 大学院水産科学院 修士1年)
皆さん、こんにちは!北海道大学大学院水産科学院・上野研究室の修士1年、鎌田菜月です。
今回は、上野・西川研究室が担当する「CTDオペレーション」を紹介します。
CTDオペレーション
CTD(正確には、CTD採水システム)は、海水の水温や塩分、水深を測る観測機器です。採水器と組み合わせることで、決められた深さの海水も採取できます。
オペレーターは船内でパソコンを操作し、データを確認しながら、マイクで船員さんに「ウインチ、〇〇メートルまで巻き上げ」などと指示を出します。また、観測日時や船の位置、天候などを「野帳」に記録します。
観測では、CTDを目標深度まで下ろした後、引き上げながら決められた深さで採水し、最後に船上へ回収します。

採水後、採水器の中の海水を分析用の瓶などに取り分ける様子
これらの作業で特に大切なのは、CTDが海底に触れる「着底」を防ぐことです。研究上、海底付近の観測は重要なのですが、機器の予期せぬ破損を防ぐため、今回の航海では、基本的に海底から5メートル以上離れたところで止めました。目標深度に近づくと、「残り10メートル」「スロー」「ストップ」と伝え、慎重に下ろします。
パソコンでCTDの深さを確認しながら現場とやり取りするのは緊張しますが、とても楽しく、かっこいい仕事です。
XCTD、ズドーン!
今回の航海では、「XCTD」も使いました。XCTDは、船を走らせたまま水温や塩分を測れる使い捨ての観測機器です。
大砲のような発射装置にセットし、船内の指示に合わせて海へズドーン!(実際にはポチャン)と投下します。観測が終わったら、船とXCTDをつなぐ細い線を切ります。

XCTDを海に投下する様子
私にとって初めてのXCTD観測でした。機会があれば、また挑戦したいです!
CTDについて詳しく知りたい方は、北海道大学の海洋教育コンテンツ「LASBOS」もぜひご覧ください。
また、7月25日の「LIVE!『おしょろ丸』北極航海2026」でも、CTD観測と採水について紹介しています。