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(in Japanese) My first experience aboard the research vessel “Mirai”
執筆者:山口 太誠(東京大学大学院/JAMSTEC)
初の「みらい」乗船!アイスランドに留学した際、地球温暖化が最も進む北極域の問題について現地で学んだ経験から、北極域のリアルを自分の目で確かめたいと強く感じ、「みらい」に乗船する決意を固めました。
長い歴史のある船内には、年季の入った倉庫やデッキの他に、最新技術の詰まった機器を備えた実験室があり、乗船者を全く飽きさせないサイエンスの魅力を肌で感じています。
数ある「みらい」の推しスポットの中で一つ挙げるとするならば、ブリッジエリアです!船の中央部の屋上にあるブリッジエリアには、大気観測を行う実験室とラジオゾンデの放球スペースがあり、風や大気の研究を専門とする私にとっては毎日足を運びたくなるような場所です。特に、船から排出された異物が観測に影響しないよう、特定の風速や風向以外ではデータ取得を行わないように制御しているシステムには驚かされました。
さらに夜にはオーロラを最も綺麗に見られる場所の一つでもあり、その景色は圧巻です!すでに北極航海開始から一週間。時間の流れは非常に早いですが、引き続き、楽しく全力で観測に取り組んでいきます!
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ブリッジエリアから自分で撮影したオーロラ