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The Significance of the 2026 Oshoro-Maru Arctic Cruise and Beyond (in Japanese)

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The Significance of the 2026 Oshoro-Maru Arctic Cruise and Beyond (in Japanese)

執筆者:松野 孝平(北海道大学)


航海が終わってから、早3か月が過ぎました。その間、機材の片付け、試料分析の開始、米国に提出するクルーズレポートの作成、データ公開用の資料作成など、事務的な後処理が続いています。地味ですが、正しく記録を残すことはとても大切です。次の航海や、もっと先の未来でも活用してもらえるようにコツコツと進めます。

レグ2の公開実習の報告会として、の国立極地研究所の一般公開にお邪魔してきました。おしょろ丸北極航海用のブースと、トークショーの時間をいただきました。準備をしていただいた毛利さんに感謝です。

乗船した研究者と公開実習生が久しぶりに集まり、一般公開参加者の方々に北極と航海の魅力を伝えました。北極航海で得た熱が冷めぬうちに、多くの方々に伝えられたことはとても良かったと思います。12月5日にも、アリオ札幌でのサイエンスフェスタでおしょろ丸北極航海のトークショーがありますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

私は今、米国アラスカ州のアンカレッジにいます。おしょろ丸北極航海主席として、Alaskan Eskimo Whale Commission(アラスカエスキモー捕鯨委員会)の年次会合で今年の航海の報告をするためです。どのような調査をしたのか、どのようなことが分かりそうかなどをエスキモーの方々に説明しました。

私の発表に限らず、他の参加者の発表に対し、厳しく論理的に、時に語りかけるようにコメントをされている姿がとても印象的でした。彼らが、自らの生活圏を守っている、その誇りと責任感がひしひしと伝わってくる会合でした。

北極海の話は、日本に住む我々にとっては、「日々の生活に関係する身近なこと」ではないと思います。遠い世界の話ですが、今回の特集ブログのように、その話が届くということは、誰かがそれに興味を持って調べたり、伝えたりしているということです。そこには少なからず責任と、熱量が含まれます。エスキモーの方々ほどではないにしても、北極航海を実施し、ブログやYouTubeを通じて皆さんにお伝えできたことは、とても良かったと感じています。

次、おしょろ丸がいつ北極海に行くかは決まっていません。しかし、必ず行くと私は信じています。2026年の乗船者たちが今回の乗船を糧にし、彼らの心に宿った興味を絶やさず、その情熱が拡大していくことを願っています。


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