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From Experiencing the Arctic to Sharing It! (in Japanese)
執筆者:毛利 亮子(国立極地研究所)
下船して早3か月。航海は終了しましたが、撮影した写真や動画を整理したり、文章を書いたりと、まだまだ「おしょろ丸」三昧の日々を過ごしています。
そんな中、2026年10月3日(土)、航海に参加した公開実習生と教員が、東京都立川市の国立極地研究所(極地研)に集合しました!目的は、北極航海の成果や経験を広く発信すること。北極で学んできた学生たちが、今度はその経験を「伝える側」となって、極地研の一般公開に参加したのです。
担当したのは、「おしょろ丸」北極航海を紹介するブース展示とトークショー。
実習生たちは「北極航海で学んだこと」をテーマにプレゼンテーションを作成し、北極の魅力や自身の経験を語りました。その内容は、北極の環境や観測・調査の様子、船での生活、アラスカでの地域の人々との交流など。クイズや動画を取り入れたり、展示した北極海の海氷やプランクトンを使ったりと、発表にもそれぞれの工夫が光りました。
航海中は、研究者や船の乗組員から教わることの多かった実習生たち。しかし、今回の一般公開では、自分たちが体験したことや学んだことを、来場者に直接伝える役割を担いました。
北極や観測・調査について初めて聞く人に、どうすれば分かりやすく伝えられるだろう?
どんな話なら興味を持ってもらえるだろう?
実際に来場者と話してみると、北極の自然や研究についての質問だけでなく、大学での学びや進路について尋ねられることもあったとか。子どもから大人まで、関心を持つポイントは実にさまざま。相手に合わせて言葉や説明を工夫することの大切さを、実習生たちも実感したようです。
来場者からは、こんなうれしい感想も寄せられました。
「学⽣さんのお話は、調査員の⽅々のすごさや、航海の楽しさなど、とても分かりやすくて良かったです。⼀緒に話を聞いた⼩学⽣の息⼦も北極に⾏ってみたいと夢を膨らませていました。」「学⽣の⽅々にとてもよくしていただきました。研究者を⽬指す⼼意気が固まりました。」
北極航海は、船が港に帰ってきたら終わり、ではありません。北極で見たこと、感じたこと、学んだこと。それらを自分の言葉で誰かに伝えることで、航海での学びはさらに広がり、誰かの新しい興味や発見につながっていきます。今回の一般公開は、北極航海の成果を多くの方に知っていただくとともに、実習生にとっても、私たち教員にとっても、新たな学びの場となりました。
みなさん、極地研に来てくれて、ありがとう!