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Trawl Survey (in Japanese)

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Trawl Survey (in Japanese)

執筆者:鶴田 菜(北海道大学 大学院水産科学院 修士1年)


こんにちは!北海道大学大学院水産科学院修士1年の鶴田菜です。
43日間に及ぶ長期航海を終え、陸での日常が戻ってきました。

船の上では24時間誰かと時間を共有していたのに、下船した途端に急に一人です。「一人になりたい」と思うこともあったのに、人間とは勝手なものですね。そんな少し寂しい気持ちを紛らわせるため、今回は私が航海中に担当していた「トロール調査」をご紹介します。

今回、私の所属する北洋研からは計4人の学生が乗船し、そのうち2人が海鳥目視を、私と学部4年の後輩が魚類調査としてトロールとMOHT(稚魚や小型魚類、プランクトンの採集に用いられるトロール網の一種)の2つの調査を担当しました。その中でも私は特にトロールを担当し、北極海の13地点で曳網えいもうを行いました。

まずはトロールについて簡単にご説明します。この航海では底曳そこびきトロール」という、海底を曳網して生物を採集する調査を行いました。

上のイラストはその模式図で、大きな網を海底に着けて曳くことで、魚やカニ、イソギンチャク、ウニなどといった生物を漁獲します。「おしょろ丸」では「カイトトロール」と呼ばれる環境への影響を最低限に抑えた網を積んでおり、布地の凧(カイト)で網口を広げる仕様になっています。

調査の大まかな流れは以下のとおりです。


  1. 投網とうもう:網を海中に入れて曳網
  2. 揚網ようもう:網を引き揚げ、漁獲物を回収
  3. 選別:生物種ごとに分け、計数・計量して記録

大きくてそのまま持ち帰れないサンプルは、上のスケトウダラの写真のようにその場で体長や重さを記録して解剖し、必要な試料だけを持ち帰ります。文字にすると簡単そうに見えますが、実際は大忙しの重労働です。今回の航海では大量にウニが入った観測点があり、重いし痛いしで大変でした…

それでも、網が揚がる瞬間のワクワクは何度経験しても飽きません。曳網する場所によって獲れる量も生物も違うので、網が揚がってくるまでは何が入っているのかわからない面白さがあります。さらに、生きている生物に触れてじっくり観察できる。生物研究を行う上で、こんなに贅沢な調査はありません。

国立極地研究所のライブ配信でもトロール調査について紹介しましたので、以下からぜひご覧ください!

第1回 LIVE!「おしょろ丸」北極航海2026(再生すると、トロール調査の紹介から始まります)

(そうそうないとは思いますが、)皆さんもトロールを曳く機会があれば、海の魅力・調査の面白さを存分に感じ取っていただければ幸いです!!


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