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Adventurers Take on the Arctic Ocean (in Japanese)

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Adventurers Take on the Arctic Ocean (in Japanese)

執筆者:池上 隆仁(海洋研究開発機構)


みなさん、こんにちは。海洋研究開発機構の池上 隆仁です。私は2009年、2010年、2023年とこれまで3回、「おしょろ丸」での北洋航海に参加しており、今回の2026年で4回目を迎えます。これまでの航海は、どれも楽しい思い出ばかりです。

そんな「おしょろ丸」の航海に出るとき、私の頭の中でいつも決まって流れる曲があります。1975年放送のTVアニメ『ガンバの冒険』のオープニングテーマ「ガンバのうた」です。原作は斎藤惇夫氏の児童⼩説『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』(岩波書店)で、残虐なシロイタチのノロイを倒すため、ガンバをはじめとする勇敢な7匹のネズミたちが集まり、冒険の海へと船出する物語です。小学生の頃に再放送で観て以来、私はこの作品にすっかり夢中になっていました。

私自身、今回の航海で通算48回目の調査・研究航海となります。私の専門は生物海洋学なのですが、今回の航海では、海洋プラスチックに吸着または含有されている残留性有機汚染物質の定量を目的に、海洋表層の浮遊プラスチックの採取を行います。太平洋側北極海では、これまで詳しく調べられたことがなく、どのようなデータが取れるか、今から非常に楽しみにしています。

これまで誰も手にしたことのないデータを目指して、北極の海へと挑む――この身が引き締まるような高揚感は、まさに、圧倒的な強敵であるノロイが待つ島へと挑んでいったガンバたちが胸に抱いた熱い覚悟そのものです。ただ、彼らの旅が嵐や困難の連続であったように、過酷な大洋に挑む航海には、ロマンだけでは片付けられない現実もあります。

これほど経験を重ねても毎回船酔いはしますし、家族が恋しくなります。それでも、航海を終えたときに「やっぱり参加して良かった」と心から思えるのは、学生時代から現在に至るまで、いつもそこに苦楽をともにする大切な「仲間たち」がいてくれたからに他なりません。ガンバたちに負けないよう、本航海も仲間とともに全力で頑張ってまいります!


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